粋(オツ)なASAKUSA~8つの道具編~

粋(オツ)なASAKUSA~8つの道具編~

古くから浅草寺の門前町として栄えてきた浅草には、日本のいいものがたくさん根付いています。お気に入りの道具をつらえて、てぶらでおしゃれを楽しみ、そしておいしいもので一息…。
浅草でそんな“オツ”な一日をすごしてみませんか?

  • 職人の街浅草で、一生ものに出合えるかも

  • 浅草でおあつらえ

     自分好みのもの、自分にぴったり合ったものをあつらえる…それってなんだか”オツ”。浅草には、「フルオーダー」「セミオーダー」といったおあつらえができる店がたくさん。江戸時代、町人文化が花開いたこの街では、役者、芸者、落語家など芸術に関わる人たちを中心に、自分仕様のものを持つことが粋とされていたよう。今も浅草に残る、江戸の空気を感じながら、身の回りのものをあつらえてみるのはいかが?完成までに時間がかかるものも多いけれど、待っている間にも愛着がどんどん湧いてくるのを感じられるはず。

  • 1. SENSU~文扇堂

    粋に持ちたい自分だけの扇子

    色鮮やかなたくさんの扇が飾られている店内。お店の上で
    職人が1本1本丁寧に扇をつくっている

    歌舞伎界、舞踊界など、古くから多くの著名人の御用達となっている扇の専門店、文扇堂。
    店内には、普段使いできる小ぶりな扇子、錘のついた舞踊用の扇子などが並び、華やか。「布製の扇子も増えているけれど、昔ながらの紙製は、やっぱりいい風が吹くんですよ」と四代目のおかみさん。1本から手描きで模様を描いてくれる扇子をオーダーできるほか、購入した扇子に名前を入れてくれるサービスも。

    おめでたいモチーフのひょうたんだけでなく、細かいしま模様まで手描きの扇子。まさに職人技。扇子8796円(絵柄によって価格は異なる)

  • 2. ANTIQUE ORDER MEGANE~渡邉眼鏡商店

    こだわりの詰まった眼鏡がたくさん

    貴重なアンティークフレームの眼鏡がズラリ。アンティークは修理や調整が難しいものも多いそう。

    浅草の裏通り、赤い壁にかわいいディスプレイが目を引く渡邉眼鏡商店は、創業明治20年の老舗。店内には、レトロな丸眼鏡や、スタイリッシュなフレームのおしゃれな眼鏡がたくさん。中でも、現在四代目となる渡邉晃吉さんが国内外から買いつけたというアンティーク眼鏡は珍しいものが多く、遠方から買いにくる人も多いそう。オリジナルフレームのフルオーダーのほか、個性的なフレームの中から選べるセミオーダーもある。

    上/お店のオリジナルフレーム。色やサイズを選ぶことができる。フルオーダー3万8000円(べっ甲製のフレームもあり。価格は見積にて)。
    中/ヨーロッパ製アンティークフレーム。鼻にはさんで着けるもの。5万5000円。
    下/ドイツのフレームメーカー「WISSING」。こちらは左右のフレームの形が違うデザイン。セミオーダー4万8000円

  • 3. GETA ZOURI~辻屋本店

    豊富なデザインからお気に入りを見つけよう

    多くの観光客でにぎわう伝法院通りにある辻屋本店は、大正元年創業。店内には伝統的な草履・下げ駄たのほか、ハッと目を引く配色のものや細かな刺ししゅう繍や彫りが施されたものも。四代目の富田里枝さんいわく「夏の浴衣だけでなく、最近では普段着として着物を着る人も増えている」とのこと。そんな人にぴったりのスタイリッシュな草履や下駄が見つかるはず。台と鼻緒を選ぶと、その場で自分に合った一足に仕立ててくれるのもうれしい。

    たくさんの鼻緒の中から好きなものを選ぶことができる。台との相性を考えながらお気に入りを見つけて

  • 4. KAMIKAZARI~髪の粧 和工芸

    洋装にも使えるかんざしをつくるなら

    着けたときにチラリと見える裏側にも絵が施された手描きの蒔絵かんざし。細かいところまで気が配られている。4000円。

    成人式や結婚式だけでなく、洋装のパーティーや普段使いもできるかんざしをつくっているのがここ。もとは日本舞踊に使われるかんざしを中心に、先代であるお父さんが築いた店だったが、現在は娘の岡部愛子さんがその技術を受け継いでいる。伝統のつまみ細工のほか、手描きの蒔まき絵えかんざしなど、その技術は幅広い。自分でオリジナルのアクセサリーをつくることができるレッスンも開催。

    丁寧に布を貼ってつくられたかんざし。玉飾りを含む5点セットで自由に着けることができる。5000円

  • 5. TENUGUI~染の安坊

    伝統の技法を用いたモダンな手ぬぐい

    鈴の中に「木」の文字が隠れたデザイン。これをつくったのは「鈴木さん」。末広がりになるよう配置されている。

    色の種類が豊富で鮮やかな発色が特徴の「手て捺な染せん」と呼ばれる技法を用いて染められた手ぬぐいは、季節を感じさせるもの、おめでたいモチーフのもの、日本ならではのシャレが込め
    られているものなど種類豊富で見ているだけでも楽しい。デザインを自分で考えることができるフルオーダーのほか、用意されたデザインから選んで文字を入れられるセミオーダーも。

    手ぬぐいを使ったティッシュカバーのつくり方やボトルの包み方など、手ぬぐいの使い道も教えてくれる

  • 6. SHICHIMI~鏡商店

    自分好みの七味唐がらしをつくろう!

    目の前で調合してくれる七味唐がらしは500円〜。けやきでできたひょうたんの容器もかわいい

    浅草に行くなら、七味唐がらしを自分好みにつくってみるのもおすすめ。こちらの鏡商店は、山さんしょう椒を強めで」「とにかく辛くして」など、好みに合わせた七味唐がらしをつくることができる店。七味唐がらしを構成しているのは、白ごま・黒ごま、山椒、麻の実、青のり、唐がらし、焼き唐がらし、みかんの皮を干したチンピ。この分量を調整したりゆずを加えたりすることで好みの香り、辛さにすることができる。

  • 7. KASA~ラグ・タイム

    オリジナルの傘なら雨の日が楽しみに

    傘骨、布地、持ち手、先端の金具など細かなパーツを選ぶことができる。

    創業約70年になる老舗の傘メーカー。現在四代目となる代表の小林智さんは、もともとアクセサリー業界出身。そこで培われた繊細な技術と、細やかなところまで行き届くセンスが傘づくりに生かされている。店内に並ぶのは、どれも個性的でスタイリッシュな傘。傘はファッションの一部なのだとあらためて実感できる。百貨店などに向けた卸がメインだが、傘骨、布地、持ち手など豊富なバリエーションの中から選ぶカスタムオーダーが1本から可能。

    パーツを選ぶことで、色も形もすべて自分好みに仕上げることができる。カスタムオーダー女性用1万8000円〜、男性用2万円〜(選ぶパーツによって価格が異なる)※納品まで1カ月ほどかかることがある

  • 8. KOMONO~HIS-FACTORY

    長く使ってこそ、わかるよさ

    極太ステッチで縫っていくドイツ製のミシン。使ううちに負荷がかかりそうな部分にはあらかじめ補強するなど、見えないところにも気を配る。

    革製品の製造の仕事を長く続けてきた中野克彦さんが、工房を構え、手づくりの製法にシフトしたのは、ある革との出合いがきっかけだという。それが、イタリア・トスカーナ地方の「植物タンニンなめし革」。オイルが多い革で、なによりその経年変化にほれ込み、製造スタイルを変えることを決意。手間と時間をかけて日々革と向き合っている。そんな中野さんが生み出す革小物は、味わいのある色と使いやすい形が特徴。自分の体にフィットする相棒のような小物を見つけよう。

    男女問わず使える人気のバナナ型バッグ。写真は約1年使って変化したもの。ショルダーバッグ4万5000円。

    たくさんの革のサンプルから選ぶことができる

  • 浅草は職人がたくさんいる街。
    自分だけのお気に入りを MADE IN ASAKUSA であつらえてみませんか?